罰ゲームでクラス一の陰キャに告白して付き合う話

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 みなさんこんにちは。初めましての方は、初めまして。伊勢嶋雪兎16歳ホモです。最初に言っとくと、今回俺は狂言回しですよ。 d1990f17-00cf-4a14-b2d5-8feb334ac0e7  春ですねぇ。毎日からっ風に晒されながらチャリで通学しているのですが、途中の道で舞い散る花びらを見ては心を躍らせています。  さて新学年…二年生になって、何日かが過ぎました。クラス内では、すでに何種類かのグループが形成されつつあります。成績上位陣の、優等生グループ。柔道部の岩本(ちゅき♡)を始めとする、体育会系グループ。ひたすら趣味の世界に生きる、オタクグループ…。俺ですか?空気です。  よくカーストだとかヒエラルキーだとか聞きますけど、あんまそう言うのは感じられないんですよね。気の合う者同士、適当に付き合ってればいいじゃんみたいな。これはうちが男子校だからか地域性か、その両方か…。  ただまぁ、声の大きさってのはありますよ。声がでかいかどうかって言う意味合いでなく、クラス内での発言権みたいな…。ああ、いや。物理的に声がでかい奴らもいますね。今、教室の真ん中で馬鹿騒ぎしてる連中がそうです。  奴らの名は、宴な人々(パーティー・ピープル)ッ!またの名を、陽キャ連中です。彼らに腐男子と知れてしまったが最後、向こう3県くらいには知れ渡って卒業までその噂が鳴り止む事はないでしょう。くわばらくわばら。  トランプだか何だか知りませんけど、何かのゲームをしていたようですね。言った通り声がでかいので、まあ隣の教室くらいまでには筒抜けです。かと思いきや、何やら突然声を潜めて内緒話を始めました。  聞くともなしに、いくつかの単語が漏れ聞こえてきました。罰ゲーム…告白。こ、これは…。心がエブエブしてきたぞ…?
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