罰ゲームでクラス一の陰キャに告白して付き合う話

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 「と言う訳で、オレたち付き合う事にしたんだ。色々と分からない事が多くて相談すると思うけど、よろしくな!」  再びこんにちは。伊勢嶋雪兎16歳、ホモです。と言うか、呑気に挨拶をしている場合ではありません。学校で二階堂くんと加藤くんの二人に呼び出されたと思ったら、ただ今衝撃の告白を受けた所です…!  こ、心がエブエブしてきたぞ…!正直、自分が告白されるより嬉しいかも。彼らが見ていなかったら、この場で小躍りしたい…。ってか、実際ちょっと踊っていたかも。  「そ…そうなんだ。おめでとう、応援してる。でも、その報告をどうして俺に?」  「クラスの奴らから、伊勢嶋くんがそう言う小説を書いてるって噂を聞いたんだ。その…BLって言うの?オレも、加藤くんへの気持ちに気づいて初めて読んだけど。結構、面白いもんだね。えーと…嫌なら無理して答えなくていいんだけど、もしかして伊勢嶋くんもホモだったりする?」  そうだよ!今はクラスメートの岩本に、ゾッコン☆LOVEだよ!よし。彼らが、ここまで勇気を出して打ち明けてくれたんだ。俺も、彼らの気持ちに応えないと男がすたるってもんだぜ…!言うんだ、伊勢嶋雪兎。この俺も、物心ついた時からホモですよって!  「いや別に。確かにそう言う小説を書いてるから、資料としてはBL本も読むけどね。腐男子ってやつ?だけど誰よりも、そう言う人たちの気持ちは理解しているつもりだよ。困った事があったら、何でも俺に相談してね!」  おおっと伊勢嶋選手、ここで日和った!この期に及んで、自らの保身が勝ってしまったぞー!?うぅ、自分で自分が情けない。でもでも、彼らを精一杯応援したい気持ちは本当だ。俺は一人の作家としてホモとして、二人の恋を必ず成就させると誓うぜ!あの空に光り輝く、杁☆STAR(エブリスター)にな…!  そうして時々、作品のネタも提供して頂けると非常に有り難いです。差し当たって今、君たちをネタにした小説を書く気がマンマンです…!  でももしコンテストに投稿するとしたら、何のテーマやろ?「ア○ル○゛ー○゛ンの卒業」とかかな?妄想コンテストの「卒業」、とっくの昔に締め切り過ぎてるけどね…。  「〇〇を呼べ!」とか「今日から私は」とも合っていないし…。妄想コンテストじゃないけど、「正反対の二人のBL」とかかな?テーマには即しているけど…。  締め切りまで、あと何日よ。○日で、文字数20000字?今から書くの…?  ははは、マジか…。
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