14人が本棚に入れています
本棚に追加
ミカエルは、あたしの守護天使。
元、ね。
あたしが、恋人にフラれて、死のうとしたら、空から落っこちて来て、「死ぬくらいなら、僕と結婚して下さい!」とプロポーズされた。
くるくるの金色の髪をしたイケメンだ。
あたしと、結婚するために、天使を辞めて来たそうだ。
今は、あたしの家の居候。
悪く言えば、ヒモ。
良く言えば、主夫。
一応、家事はしてくれる。
しかし、失敗ばかりだ。
朝は寝坊をし、朝食の味噌汁に、だしを入れることも知らない。
アイロンを当てれば焦がすし、掃除機の使い方さえ分からない。
最初のコメントを投稿しよう!