きっと 恋愛はオートマティック

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きっと 恋愛はオートマティック

「あのね たぶん わたしの言い方が悪かったと思うの…」 わたしは、小学校からの親友のA子からの恋愛相談に乗る。絶対にアドバイスしたり、同情したり、反論したりしない。ただ相槌を打ちながら聞くだけ… 「おい お前ならどうする そんな態度取られたらまいっちゃうよなー」 わたしは同時に、小学校から親友のB男の恋愛相談に乗る。ただ聞き流すだけ「ふーん そうなんだ」 ただ頷きながら機械的にこなす。 やがて、そのふたりは自然と恋が発展し、お付き合いし、結婚してAB型の子をもうける。 その子供がやがてまた悩み、のちに恋をする頃、わたしは相談に乗る。 恋はオートマティック わたしは今BA型の恋煩(もう)いっ娘に潜む染色体に対し相談に乗る 試験管のベイビーに対し「ハローハロー」と声かける。ICレコーダーに録音した声で~恋愛・科学・生理学編
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