ゆめのなか

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ゆめのなか

 私の側に君がいた。 こんな近くに。 私は君に好きだと伝える。 君はそっと微笑んだ。 二人は手を繋いだ。 ドキドキが止まらない。 こんな気持ちは初めてで、こんなに幸せなのも初めてで。 言葉にはできない。 両想いとはこういうことか。 私は知らないまま生きてきた。 寂しかった自分。 その寂しさを埋めるように君がこっちを見つめている。 私は君にもっと近づきたい。 目覚まし時計がもうすぐ鳴り始める。 完
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