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遭難してから6日が経過した。その間ジュンは恋人のテルキから物々交換を理由にやられっぱなしの毎日を送っていた。
爛れ過ぎた"性活"にさすがのジュンも、あいた口がふさがらなかった。
――その日の夜ジュンはついに行動に出た。
それは、恋人のテルキからライターと食料を奪う作戦だった。ライターさえあれば、自分が捕った魚を沢山焼ける。そんな曖昧な作戦を不意に思いつくと、彼はなりふり構わず行動に出た。
真夜中、ジュンは忍び足で森の中から姿を現すと近くにあった茂みにサッと隠れた。
目の前にはテルキが焚き火にあたりながら無防備にアホ面かいて眠っていた。テルキはジュンから服を奪ったので夜の寒さをしのげた。
一方ジュンは、まっ裸だった。一旦は返されたパンツも最終的にはヤリやすいようにと剥ぎ取られた。
もはや可愛さ余って憎さ100倍までの怒りを恋人に感じていたジュンは、テルキが寝たかを茂みからジッと観察していた。そして、彼が焚き火の前で寝ているとジュンは地面に這いつくばって匍匐前進をしながら、自分の息を殺し、気配を消して忍びの様に近づいた。
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