プロローグ。

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プロローグ。

af7083cd-7d7c-47de-b128-1918ba87076c 僕には素敵な彼氏がいる。名前は飛鷹光輝(テルキ)君。僕の自慢の彼氏。イケメンで売れっ子の人気作家で、おもに官能小説を書いてるんだ。  世の女性は彼の書く官能小説に夢中なんだ。この前は彼の書いた小説「ずぶ濡れの罪」がドラマ化されたんだ。もちろんベタに昼ドラだけどね。どれだけ凄いかは、ご想像にお任せするよ。 だけど一番のファンはやっぱり僕だよ。って言うか、僕しかいないから。だって僕はテルキ君のこと世界中で超愛してるもん。きっと僕の愛はゾウの重さと同じくらいの大きい重さだよ。つまり深いって意味。  そんな僕の名前は「神野ジュン」。見た目も中身も素敵に可愛いロリッコ受け子なんだ。因みに僕は同人作家で、365日BLばかり書いてるんだよね。テルキ君はイケメンだしぃ~~。もう顔も素敵だし、あっちもテクニシャンだから、付き合うには申し分ないって感じだよ、タハハッ!  そんでもってこの前、ゴールデンウィークの計画を二人で立てたんだけど、本当は二人でグァムに行く予定だったんだ。だけど僕達が乗っていたプライベート用のジェット機が、空中で謎の爆発して。そして気がついたら僕達は二人は、無人島に流されていたんだ。これは僕達二人が無人島にいた時のお話だよ――。
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