本棚から水のように、こぼれ落ちる与太話

３『銀河鉄道の夜』次夜予告

◆第二夜予告編

　そもそも、賢治の「銀河鉄道」って、どこを走ってるんでしょうね？　夜空？　天の川？　宇宙？　あの世？ 　異空間？　それとも、なにか別の……？

　乗客の一人である「鳥を捕る人」って何？　なんで瞬間移動するの、このおじさん。

　「ジョバンニの切符」って、いったい何が書いてあるの？　というか、何なの、それ？

　それから、そうそう、物語中に出てくる「幻想第四次」って謎の言葉を、文庫本の巻末にある注解のページで「アインシュタイン」とか「特殊相対性理論」とか「因果律や唯心論」なんてワードを使って、簡単に説明されても何がなんだかわからないし……

　あ、それに、物語の序盤に出てくる、いじわるなザネリの「らっこの上着が来るよ」ってセリフ、ちょっと何言ってるかわかんないんですけど……

　……などなど、この物語を読んで抱いた疑問について、自分なりに調べたり考えたりしたことを、一個くらいお話できたらいいなぁと思ってます。