第2章 共同作業

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・日比谷一葉(ひびや・かずは) 志津のクラスメイト。強いこだわりを持ち屁理屈を言うため学校一の変人と呼ばれている。些細なことから志津に好意を持たれる。 大人しい志津から精一杯のアプローチを受け、最初は不思議に感じていたが、志津の一途さや真面目さに触れ次第にある感情を抱き始め、変人である自分を真正面から見つめてくれる志津に心を開くようになる。普段は静かなのに実は喜怒哀楽のある志津の反応を楽しんでいる。 複雑な環境で育ったため感情のない性格であり、ある事件からさらに心を閉ざすようになる。その後「自分の思うままに自由に生きていきたい」と思い、現在のような性格になった。本当は誰よりも愛情に飢えていて、自身も本気で誰かを愛したいと感じている。 中学から一緒である文哉とは中学時代の事件から少しずつ接点が増え、今ではとても信頼している。他のクラスメイトとはほとんど話すこともなかったが、志津や文哉を通して周囲の人とも少しずつ話せるようになる。 成績はそこまでよくないが、全く勉強をしていないからであり、実際はかなり優秀である。また、実は何事においても器用である。理解不能な本を読んだり未知の世界を考えることが好きで、周りをよく困らせている。常に人間観察をしているため、人の性格や本音を分析することが得意である。
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