宇宙人との出会いがあり…

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宇宙人との出会いがあり…

私の名前は夢で16歳、高校1年生。 ある時、宇宙人が私の部屋に来たんだ。 というより宇宙人に思えなかったんだ。 普通の人間のようだった。 だから最初は不審者がきたと思ったんだ。 助けを呼ぼうと思ったら宇宙人の力で口が開かなくなった。 宇宙人『我は地球を征服にきた。言うなよ。言ったら爆弾で今すぐこの家を爆発させる。絶対約束だぞ。あとこの家に住まわせて貰えないか。ちょっとで良い。』 なぜだか宇宙人が何言ってるか解る。 驚いた。 呆然とした。 しばらく経ってから夢は頷いた。 そして奇妙な宇宙人との同居生活をしていた。 夢は独り暮らしなの? それとも家族と一緒に暮らしてる? もし家族と暮らしていたらバレるのではないかと思うだろう。 家族と一緒に暮らしていて宇宙人は瞬間移動が出来るし、もし見えてしまっても記憶を消すことも出来るし透明になることも出来る。 だから夢しか見えていないことになっている。 夢『どうやって地球を征服するんだろう?』 宇宙人『それは今から考える。決まっても教えないからな。』 えっ会話出来てるよと夢は思う。 しばらくして疑問に思った事を問いただす。 夢『どうやって地球にきたの?』 宇宙人『宇宙船で』 夢『どうして地球を征服しようと思ったの?』 宇宙人『我々にとって地球は住みやすいからだ。』 夢『御飯は、どうするの?』 宇宙人『調べてみたら宇宙人にも地球人の食事が食べれる事が解った』 時が経った。 宇宙人と出掛けてみたくなった夢は。 夢『ねぇ、一緒に出掛けない、山登りしてみたいな』 宇宙人『良いね。山登り』 2人は山を登る事にした。 励まし合い支え合い、そんなことしてるうちに絆がうまれていく。 夢『疲れた』って言ったら 宇宙人は手を差し出してくれた。 なんだか胸がドキッてなったような… でも気のせいだよね。 まさか宇宙人なんかを好きになるわけがないよね? 宇宙人はだんだん夢の事を友達のように感じるようになっている。 ある日、夢は女友達を家に連れてきた。 もちろん宇宙人は隠れている。 女友達(桜)『最近、咲くんが気になるんだよね。夢は好きな人、いるの?』 夢『居ないよ』 桜『そうなんだ。そういえばさ、奏くんさ、夢の事、好きそうな感じするよね』 夢『えっ?どこが?だっていっつもつっかかってくるんだよ。私の事を好きなわけないじゃん』 桜『じゃあさ、夢と私と奏くんと咲くんでさ、どっか出掛けない?』 夢『良いよ』 桜『奏くん自分で誘いなよ。私は咲くん誘うから』 夢『解った』 それを聞いた宇宙人は、なんだか心の中がすっぽり穴が空いた気分だった。 次の日、学校に行き、夢は奏くんに桜は咲くんをダブルデートしようと誘う。 『良いよ』と言って貰えた。 みんなLINEは知っていたのでグループLINEでどこにするか何時に会うかを考えた。 遊園地に行くことになった。 ダブルデート当日、夢は、おしゃれをして出ていった。 それを見つからないように追いかける宇宙人だった。 夢が遊園地に着いた時、宇宙人は、とっさに夢の手をつかんでその場から離れた。 夢『何するの?今、約束してるの。』 宇宙人『行かないで』 夢『何で?』 宇宙人『だって…』 夢『解った、みんなに会って用事が出来たから遊べないって伝えてくる。そこで待ってて。』 宇宙人『解った。』 夢は、みんなに謝って宇宙人と家に帰った。 宇宙人『あのさ、ごめんね。わがまま言って』 夢『本当にそうだよ。』 宇宙人『行って欲しくなかったんだ。』 夢『何で?』 宇宙人『夢の事が好きだから』 夢『うそー』 宇宙人『嘘じゃないよ。本当だよ』 夢『私も宇宙人の事が好きなんだ』 END
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