ネクタイ

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ネクタイ

ずっと憧れていた、彼。 永倉三咲(ながくらみさき)さん。 そんな彼と、甘く濃厚な一夜を共にする事に…。 「文乃…」 ふみの、と彼は私の名を耳元で何度も呼ぶ。 それがくすぐったくて、反応したように声が出た。 白いベッドのシーツの上で、 お互い一糸纏わぬ姿で抱き合う。 彼は私の大好きな人で、私の働く会社の副社長。 まさか、この一夜をきっかけに、 この人を大嫌いになるなんて…。
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