第一話 地球の神、起動

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第一話 地球の神、起動

20xx年。第三次世界大戦が、起こった。 地球滅亡のカウントダウンとも言われた…… 全ての国が、戦争を起こし、もう手のつけようがない。どこもかしこもが、火の海なのが当たり前だ…… N県のある森で彼は目覚めた。 「………ん。」 ムクッと彼は現れた。彼の名は、ガイア。 地球の神だ。 「……そうゆうことね。」 ガイアは回りを見渡し、考えた。 燃え広がる火。自然的にこんな被害はない。 となると、人間か。 どこの誰だ?そんなことを考えながら、 山を下った。辺りは変わることなく、 火の海だ。 「どこのどいつだ。」 犯人らしき人を探した。 すると、突然。 バラララッ!!!! チュドドドドーン!!!! 戦闘機からの爆撃を受けた。 「……なるほど、戦争ということか。」 煙を払いながら、巨大な弓を構えた。 「…落ちろ。」 戦闘機へまっすぐ矢が飛び、 チュドーン!!!! 戦闘機を撃ち落とした。 戦争となると、国を滅ぼすしかないな… そう考えながら、町の方へ走った。 走っていると、二人の子供を担いでいる男を見つけた。 「おい!!あんた、待ってくれ!!」 まあ、そう言うだろうな… 「……どうした、どこまで運べばいい?」 「いや、そうじゃなくて、この先は  海外からの侵略をうけているから、  行くなってことだよ。」 「だが、いつまでここにいるつもりだ?  いつかは、見つかって殺されるぞ。」 「そんなの、わかっているよ。」 男は今にも泣きそうだった。 すると、ボロボロのバスが走ってきた。 おいおい、いくらなんでもそれは、 見つかるだろ。 ドアを開け、バスの運転手が言った。 「すまねぇが、あと二人しか乗れん。」 「嘘でしょ!?そこをなんとか!!」 「うーん。でもなぁ。」 はぁっとため息をついた。 ここは戦場だぞ。普通はこうだろ。 「…こうすればいい。」 銃を構えて、子供を、 パンッ!! ドチャ。 撃った。 「これで俺が乗らなければ、二人だ。」 「……………おい、何やってんだ!!!!」 男に殴られた。けれどそこまで強くはない。 きっと、二日は食べてないんだろう。 「何故って、助かりたいんだろう?」 「助かりたいよ!!けどいくらなんでも、  なんで殺すのさ!?」 「ここは戦場だぞ。そんな甘い考えで、  生き残れるのか?」 「………あんたは、地獄へ落ちろ…」 そういい、彼はバスへ乗った。 「あぁ、それは無理だろうな。」 そういい、バスを見送った。 すると、戦闘機が飛んできて、 バラララッ!!!! チュドドーン!!!! 爆撃が降り注いだ。 「……ひどいな、この戦争は。」 煙を払って、再び歩き始めた。 「なんだ、あんたが先に地獄へ逝ったか。」 辺りは、爆撃のクレーターができていた。 バスの破片が一つもないほどに…… さて、どこへ行こうか? ここは、放っておいても、大丈夫そうだ。 技術力と言えば、アメリカか。 地面に魔方陣を描き、呪文を唱えた。 「Hermes(ヘルメース)」 すると、一瞬の内に、アメリカのどこかへ ついた。 「ふう、完璧だ。」 着いたのは、アメリカの森林の中であった。 「さあて、頭首はどこだ!!」
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