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3今日から彼女!?
朝目が覚めると立花がいた
『ご飯作っておいたから早く食べて』
『ありがとう、』
まだ寝起きだがはっきり解る事がある
『まだいたのか立花・・・』
『当たり前じゃない!彼女なんだから』
この子は何を言ってるのだろう。
『あのな俺はまだ付き合うなんて俺は・・・』
『昨日の事覚えてないの!』
『昨日?まさか・・・』
『もう逃げれないから・・・』
『ウワァァ!・・・って夢か・・そりゃそうだ流石に独り身の男の家に
女の子が家に泊まるなんて』
『まだ寝るから起こさないでくれる?』
夢ではないか・・・夢なら良かった。何故って!?
そんなの緊張するからに決まってる、とりあえずシャワーでも浴びて
適当に家を出る口実を作って追い返そう。
『さてそろそろ起きて仕事に行くから』
『無理まだ寝れる私』
『俺仕事なんだけど。』
『待ってるから大丈夫』
大丈夫なもんか俺が大丈夫じゃない見ず知らずの女の子を
家に残して置くなんて。何か盗まれるんじゃなどと不安が頭をよぎる。
『そんなこと言われても鍵も1つしかないし』
『私寝てるだけだから』
『逆に聞くけど家に帰るって選択肢は?』
『あるわけないじゃん』
『ですよね・・・』
ともあれ家を出ないと・・・そうだ!
家の近くで確認してみよう何か持ってったりしたら、すぐ警察に
『とりあえず行ってくるね〜』
『行ってらっしゃい〜私は寝る』
『なるべく早めに帰ってくるから』
『はーい、大丈夫人の部屋で自殺したりなんかしないから』
『怖いこと言うなよ』
『あははは』
コイツならやりかねないと思う・・・
とりあえずコンビニで何か買って様子をみよう
そんなこんなで観察の時間が始まった!
が・・・おかしい何も起きないむしろ部屋から顔すら出さない
顔くらい出すだろむしろ怖くなってくる
冷静に考えてみたら自殺をしようとしてた女だぞそんな子が
部屋で一人・・・嫌な予感が頭をよぎる
『おい!生きてるか!?』
思わず部屋に入ると
『何してんの?』
『部屋の片付けとお昼ご飯作ろうかと』
『なんでそんな事』
『彼女になるんだもん』
まだ言うかこの子は
『なんで止めたのあの時?』
『そりゃあ止めるだろ普通』
『死にたがってるのに?』
『あぁ』
『自分が同じ状況だったら?
死のうとしてる所を止められる。
やっと決心がついたのにそれもどっか
遠くに行ってしまったそれを探さないと。
あなたには私の無くしたものを
見つけてもらうから。
それにあなた面白いし興味が湧いたの。』
『・・・』
『私の好きな花話したよね?』
『スノードロップだっけか?』
『そう・・・花言葉はあなたの死を望みます』
『あなたの死?俺に死んでほしいって事か?』
『貴方が死ぬ所を見た後
死ぬかどうか決めるだって貴方が
拾った命なんだから、
別に死のうと思ってた身体だし
今更どうこう言わないわ私。
ただ良い言い方すると助けてもらったお礼
悪く言うと復讐かな?』
なんだろう悪い部分しか思いつかない、でもこの子の顔を見てるとなんだか
思い出すアイツのことを。
『わかった付き合ってやる、
ただし1年だけそして最低限干渉してこない
これが条件だ』
『分かったよろしくねこれから』
こうして推しに負けた俺は立花と1年間だけ付き合うことになった。
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