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2日
あの日から2日経った今日
立花が帰ってこない。
『何してるんだよ』
別にいいんだけどなんも思わないけど、
とか考えてる時点で負け、いや気にしてるんだ。
そんな時ケータイが鳴る、
SNSの通知
『私は今幸せです。
生きる事は幸せであり。
不幸である。
頭がぐちゃぐちゃになる砂嵐の様な脳内を、
消したい消したくない。』
立花だ…きっとそーだそんな事を考えてたらいつの間にか走ってた。
あの場所
立花と初めて会ったあの屋上
フェンスに背をかけ立っていた
彼女を見間違えるはずがない。
『何してんだよ』
『・・・』
『立花』
『立ってる』
『お前が訳の分からない事言っていなくなって
何先に当たり前に死のうとしてるんだよ』
『分からない』
『お前のせいだ』
『なにが?』
『お前がいるから、お前といたいから
生きたいって』
臭いセリフだってのは分かってるけど
『俺と死ぬんだろ』
そんなことを言ってしまう
あー自分も人間なんだって
生きてるんだって
死にたがる人を見て言うことじゃない
でも本心だ…
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