2日

2/3
前へ
/12ページ
次へ
『本当馬鹿みたい』 そー言うと立花は駆け足で俺の横をすり抜ける 『馬鹿はどっちだよ』 素直に出た言葉だ、そりゃそうだ勝手に着いてきて、勝手にいなくなって。 『まぁ、別にオレ元々1人だしな〜』 スッキリしたと思えば… 自分の気持ちを察したかの様に降り出す雨が 自分の気持ちを深く落としてくる。 『立花…』 自分の何処を好いてくれたんだろう 何処を好いていたんだろう 惹かれていたのは間違いない こんな風には気づきたく無かった。 本当 『馬鹿じゃねぇの…』 自分の事と立花の事、考えれば考えるほど モヤモヤする。 『今更、探せ無いか…』 雨は降り続ける 『上手く使いたかっただけなのに』 結局他人なんだ そんな気分になる夕立ちを浴びながら私は歩く
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加