あのこがいなくなった

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「その前足をどけてよ」 「どかしたら町を出るんだろう? 嫌だね」  ぷつり。  スウは自分のしっぽを噛みちぎった。 「喰う気もないなら……構わないで!」  短くなったしっぽをフリフリと。  走り去るスウを、ジルはただただ見送った。
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