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「ぬぬう…!小僧とばかりと抜かったわ、
侮り難い力だが我は戦いは諦めぬ!
この肉体が朽ち果てようとも
勝利を我が手に……!」
ズドガーを追い詰めてズタボロに、
それでも戦意はまだ熱く燃えている感じだ。
武器が壊されたとしても力任せに抵抗。
この手のしぶとさは流石は族長、
群れの長を務めるだけある。
意識があるまでは戦い続けるバーサーカー、
だったら意識を遮断してやればいいね。
戦闘レポートの情報に寄れば
人体の構造上、顎を叩けば脳が揺れる。
脳が揺れれば意識を司る神経を一時的に止めれる。
いわゆる脳震盪っていうやつだったかな。
ここまで弱らせれば後はスムーズ、
的確に打撃を浴びせていく。
む、顎はやめろと頑なにガードされた!
気絶だけなら後頭部でも可。
…
ドゴ!ドゴ!ゴンゴンゴン…!ゴッ!
「勝負あり、そこまで!」
ユレア先生のジャッジで戦闘は終了、
時間はかかったものの勝利。
ボクは初めてたった一人だけで
強そうな中ボスポジションの敵を倒せていた。
ズドガーはタンコブだらけになり気絶。
子供の力だからそんな重傷にはならなかったね。
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