黒騎士と白騎士と……?

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族長が倒されたのを観た外野の蛮族達は、 あわわ…、ズドガー様がやられた! 子供だけであの強さ、無理だ、かなわない!と 負けたズドガーを担ぎ上げると スタコラサッサと一目散に逃走していった。 「見事だったなトーラフ、偉いぜ!」 「私の助けがなくても一人で戦えるとは。 いいぞ、ナイスチャレンジ。」 イオニルさんとサドナさんから褒められる。 叔母さんは誇らしげに満面の笑顔! ユレア先生もかなり上機嫌で嬉しそうだ。 そんなこんなで蛮族の団体を退けて 水晶の大地を離れていった。 帰り道の方向へと歩くと 城下町の入り口付近に白騎士の人。 ユレア先生から聞いた名はエウストさん。 「その顔を見るに妖精さんと会えたようですね。 そろそろこの場所を離れるのですか?」 「はい、しっかりと会えました。 少し寂しくなりますが離れないといけません。 またいつか来ますね!」 「それなら良かったです。 ちょっと残念ですが、またいらしてください。 この城下町で待っていますよ。」 エウストさんからお別れのご挨拶、 ユレア先生と話してから握手。 出会いもあれば別れもある、 そうしてまた巡り会う日が来るのかもね。 黒騎士の人はおそらく治療中なのか 見送りには来れなかったと。 鉄仮面の正体が女性ってことがわかったけど 結局のところはまだ謎が多いままで 名前とかもわからずじまいだったなぁ…。
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