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ジャンル
ここのところ、執筆活動があまり進んでいない。なにかと生活面で忙しいことがあり……。
思い付く物語もいまいち断片的で……。
こういうの面白そうって思っても、始まりと、クライマックスとエンディングなどをどう進めようか考えると途中で破綻する。
そして、この話は面白いか? と自問しては途中でやめるの繰り返し。
いつも悩むのがジャンルである。初めはお構いなしに思い付いたものを広げるのであるが、何のジャンルに当てはまるのか分からなくなるときがしばしば生じる。
普段から感じている、ホラーとミステリーの見分け方について今日は綴ろうと思う。
星的に思っているのは、ホラーは怖い、ミステリーは謎、という理解だ。しかしホラーな物語を考えると、どうしてもミステリーの要素が入ってくる。
そしてミステリーな物語を考えると、殺人とかホラーの要素が入ってくる。結局、ホラーとミステリーはセットになってしまいがちなのだ。
まあでも、そこがセットなのは実は問題視していない。何が困るのかというと、エブリスタはジャンルを設定する仕組みになっているので、選ばなければいけない。『ジャンル未設定』はイヤ。
ホラーかミステリーか?
どっちなの? どっちにすればいいの? 気分? 感覚? 勘みたいな?
こうなったら訊いてみよう! 毎度お馴染み、もうお分かりですね、そう──
「娘、召喚っ!」
「なに? ジャンル? あぁ、色んなジャンルを混ぜないと面白くならないよ。私が敬愛する◯◯さんの小説は、ホラーとミステリーに更に青春とか入ってるし、ホラーだけだと、ただ怖いってなるから面白味がないし、それに××さんなんかだと──」
「分かった、もう分かった。それくらいにして訊きたかったのは──」
娘はスイッチが入ると小説愛が溢れだし止まらなくなる。学校では小説愛の話し相手がいないらしい。何故かというと、周囲の友達は恋愛系をこよなく好む者ばかりだと。女子高生だからそりゃそうだ。
娘の好みがミステリーやホラー系だから、話が合わないらしい。だからと言って、娘の小説論を訊くほど暇ではない。悪いけども。。
「と言うわけで、ホラーとミステリーの見分け方ってあるの?」
「それはね、人成らざるモノが出てきたらホラー。お化けとか怪物とか。んで、謎解きの中でも怖い対象が人で、最後まで人しか出てこないならミステリー」
「なるほど! めちゃくちゃ分かりやすい」
( ゚ロ゚)!!
「じゃあがっつり謎解きの話でも、途中でお化け出てきたらホラーにすればいいの?」
「そう。でも、そのお化けが実は人が仕掛けたもので、結局本当のお化けが出てこないならミステリーだよ」
「ガッテン!」
ということは、星の拙著『新世紀 陰陽師の事件簿』はホラーで合ってたのか。タイトルに事件簿と謳っておきながら、怪物いっぱい出てくるし、どっちだろうってずっと思ってたけど、謎が解けた。
いやぁ、頼れる娘よ。君は便利だ。
今日はここまで🙋♂️
2022.4.12
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