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ゆっくりと進む手が身体中に絡みついていく感覚。
僕の反応を確かめるように円を描く。だんだんと入り口として機能し始めて呼吸をするように開いていく。
「気持ちよくなってきた?」
ただ頷いた。ベッドの倒されたときから、いや、再会したときから快楽しか感じていない。
そんな気持ちは知られてはいけないのに…。
ただただ満たされていく。
長い指がゆっくり身体を溶かしていく。
手は下で累の顔は胸にあって舌で確かめるように小粒を弾く。何度も何度も繰り返してだんだんどこが気持ちいいのかわからなくなる。脳がふわふわとした何かに包まれてしまう。
「っん!あっ…。」
僕の声に反応した累はさらに刺激を加える。
直接的な刺激が欲しくて下に手を伸ばした。
それに気づいた累は不敵な笑みわ浮かべると僕のモノをゆっくりと咥えた。
先に刺激を与えながら片手で上下に激しく揺さぶる。蕾にも、いつのまにか増えた指がバラバラに動き出して刺激が送られる。
「もっ!もうだめっ…だぁっ…い…。」
果てそうと身体に力を入れた、しかしピタッと刺激が止んだ。
「ぐちゃぐちゃだな、どうしたい?」
「っえ?あ…。」
累は蕾に先を少し入れて、僕を待つ。
何も答えていなくても、身体が勝手にもっと奥へと誘導していく。
累はゆっくりと僕のモノを上下に動かした。
「千紗が触ってもいいけど、俺にどうしてほしい?」
「っい…入れて、ほしい。」
累は奥まで到達するとゆっくりと動き出した。肌のぶつかる音と僕が自分で激しく擦る音、そして累の荒い息遣いが耳に響いてきた。
懐かしいのか気持ちがいいのかわからない涙が溢れて、ただ気持ちよくてもっと、と求めてしまうのだ。
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