転生

2/2
前へ
/22ページ
次へ
あれから、どれくらい経ったんだろう… 最初は本当に痛かったなぁ… 死ぬ程痛いのに、死なないから終わらないし。 後で聞いたけど、あの猫 だいぶと偉い神様なんだって… 偉くなると、色々なストレス溜まるんで丁度良かったって 肌ツヤツヤな顔して笑ってたよ… 俺にはあの猫が魔王にしか見えないよ… まぁ、でもしっかり吸収したし! この能力、意外とスゴイんだ! 何でも吸収するんだ、魔法ももちろん 物理的な衝撃も! もっとスゴイのが 触れたもののステータスも吸収出来るんだ! だが、放出は気を付けないといけない。 吸収した分しか、放出が出来ない。 なので、勢い余って全部放出しちゃうと、吸収するまで何も放出出来ない。 つまり、今どれくらい吸収してるか分かって無いと いざって時に放出が出来ないって事。 それだけ気をつければ中々の能力だと思う! ステータスとかは放出する事ないから、今の状態でもかなり強い方だと思う。 さて、明日から異世界だ! 楽しみだなぁ… 今日は疲れたしゆっくり寝て明日に備えよう! …Zzzz (…うん、うん、そうか、分かったにゃ。丁度良いのがいるから、ソイツにやらせるにゃ。) さぁ、新世界に出発だぁぁ! (準備は、いいかにゃ?) 「しっかり寝たし!体調万全!準備万端!」 (じゃ、この魔法陣の上に乗るにゃ。) 「…なんか、結構長い間一緒に居たから… ちょっとウルっとくるな…世話になったな猫さん!あってるか分からないけど、元気でな!」 (…アレで世話になったと思えるのかにゃ?だとしたら、ドMだにゃ。) 「せっかくの雰囲気台無しだな!まぁ、世話になったのは間違い無いよ。能力だけもらってすぐ転生してたら……想像したくもない。死なない空間じゃなかったら何回死んでたか分からんからな!」 (…そうか……このまま転生させようと思ってたが、気が変わったにゃ。) 「え!?転生させてくれないの?」 (違うにゃ。これから転生する世界について少し話してやろうと思ってにゃ。 これから転生する世界は、ログ・ラクーナ。 魔法、剣が発達した世界で、中世ヨーロッパ風。 日常に魔獣と呼ばれるモンスターが現れる。 神や天使、悪魔なども別世界だが行き来できる世界に存在する。 ついでに、お前にミッションがある。 この世界を作った神を消せ。 以上だにゃ。) 「いや、なんか最後なんか!え?神?消すって何?え!?待って、聞いてない聞いてない!」 (今、言ったにゃ。では、楽しい転生生活をにゃ!) 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!?」 (贈り物、気に入ってくれると嬉しいにゃ…) 俺は、これからどうなるんだろうか?
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加