・他人の作った策略に嵌るべからず!

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ーーーー▼ーーーーーーーーー ーーーーーーーーー▲ーーーー 「あの小童の身元はまだ判らぬのか。」 「と言いましても、グループの者では無かった様で....。」 「なんだと!?」 「ですが、あの....三月の坊ちゃんが掴んだかもしれないと、連絡を入れてきましたよ。」  結が姿を消してから、日に日に苛立ちを増幅させていった四葉の会長。  会場から去る手前で、とある一人の男と共に飛び出したのは、解っていた。  だがしかし、その男の詳細は謎に包まれており、捜索活動は困難とされていたが....。    それから暫くすると、三月の会長とその息子が二人揃って、四葉家へと訪れたのだ。 「もしも、見つければ....当初の約束通りに....。」 「約束は守ろう....。しかし、策は有るのか?」 「ええ、三月を舐めないで頂きたいものですね....。」  国内のパイプラインの一つを握る四葉家。  その後を追う様に、急成長を遂げた三月家。    四葉が持たぬ権力を三月が持っていたのだ。 「どうします?本当に見つけられたら....。」 孫娘が逃げ出す手前、重大な事実が発覚してしまった。 四葉家には、代々受け継がれる奇病が在った。 それは、女子(おなご)のみ症状が現れると思っていたが....。 「それでも構わんっ。追々、例の男とやらで孕ませれば....。」 ーーーー▶︎ーーーーーーーーー ーーーーーーーーー◀︎ーーーー
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