一話

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コウ兄もたい兄も彼女はいるとはいえあたしが家に一人でいるときは夜は絶対帰ってくるので、夜ご飯は毎回準備してるんだ。食材もコウ兄やたい兄と買いに行って買いだめしてるため一人で外に出ることもない感じなの。 夜ごはんの準備でもしながら二人が帰ってくるのを待とうかな。 今日はコウ兄が好きなオムライスにたい兄が好きなハンバーグに味噌汁でも作るかな。 ごはんを作っていると玄関の開く音が聞こえた。 泰良(ただいま) あ、たい兄が帰ってきた。 (たい兄おかえり。早かったね。) 泰良(兄貴からはるが一人って聞いたからな。俺は朝一かられいに会いに行ってたのも合って、れいもはるの事は知ってるしはるが家で一人って話したら、今日は解散しようかってれいも言ってくれたからな。) (そうなんだね。あ、コウ兄から聞いてるかもだけど、いくやれいにいさがいるときになるけど、あたしがされてきた過去を話すって事になってるから、たい兄も傍にいてね?) 泰良(兄貴からその事も連絡合ったわ。でもはる、大丈夫なんか??) (正直不安だよ。いくやれいが引くんではないかって思いもあるし、それよりもあの二人は優しいから、私がなればよかったのにとか思われそうで。) 泰良(いくちゃんやれいは引く事はないんやないか?はるの親友でもあるんだし、いくちゃんやれいを信じてやれ) (コウ兄にも言われた。でももしだよ?れいやいくが引いてあたしとなか悪くなったとして、あたしのことたい兄は見捨てないよね?) 泰良(見捨てるわけないだろ。れいは確かに彼女だけど、でもはるは俺の妹。れいと同じくらい大事だ。それは兄貴も一緒だと思うぞ。) (ありがと。いさが来るとき教えるからそん時はよろしくね。)
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