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side晃
……ヘンな奴に懐かれた。
さゆと一緒に進学した大学で、別の学部なんだけど同じ授業と取ることがあって顔と名前は知っていた奴だ。
俺の大すきな恋人であるさゆ――司咲雪と、仲良くなった子がそいつの彼女であったらしく、さゆと通じて顔を合わせることがあった。
それ以来、何かと俺に絡んで来ようとする。
「晃―!」
……また来た……。
「次、一緒だっけ? 美結が司と昼一緒だから俺らもどう? って言ってたんだけど」
「さゆがいるんなら行くに決まってるだろ」
「うん! よかった!」
……苦手だ。
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