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努力を認めてくれる人がいるとわかり、うれしくなった。
「マリエ嬢は結婚相手を貴族にこだわるのか? 俺なら王族と同じくらい贅沢させてやれる。この国の貴族になりたいなら、爵位を買ってやる。何処の国のどの爵位がいい?」
ヴィンセントが私の顔を覗き込む。
「マリエ、行くな」
ローレンスはマリエの髪に一房とりキスをする。
ヴィンセントに取られまいとローレンスはますますマリエの腰を巻き込んだ。
ローレンス、ここは人前。は、恥ずかしいんだけど。
マリエがにらむとローレンスはムッとしていた。
ええっと、そういう意味ではないんだよ?
ローレンス?
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