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「天国でのステータスはいいからさ、今猫を沢山大事にしたら、来世は猫に生まれ変わらせてくれるとかがいいな」
麦は真面目くさって言う。
「それだと来世は、人間よりも猫の方が多くなっちゃうんじゃない?」
「最高だね」
そうだね、と琴子は答える。
陽だまりの中で大きく伸びをする。昨日のことも明日のことも、今は考えない。
「なんでもない日の猫の気持ち!」
大きな声でそう言ったら、隣りで麦が嬉しそうに笑った。
ーーー 完 ーーー
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