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何十年も何百年も、
何千年も……
いや、
もっともっと昔から。
リンゴで目醒めた祖先から、
ボクらは生きてきた。
それ以外それ以前、
ボクらの先祖は見たことない。
進化して今が在る?
それは、
随分と馬鹿げた話しだ。
四足歩行が二足歩行、
進化はそんな容易じゃ無い。
丹精込めて編んだ絹、
やがて虫らが喰い尽くす。
四足歩行が丹精込めて、
自然の流れで育った惑星。
リンゴのせいで、
危ない汚れた惑星に。
もう、
後戻りはできない世界。
何もかもが濁ってる、
まだまだ壊れゆくこの惑星。
それが今、
ボクらが当たり前に息をする、
この惑星、
未来も濁った地球の姿。
地上で一番有害な、
二足歩行の生き物たち。
生まれ故郷の惑星ならば、
汚さず快く生きれるだろ?
奴らの食べた、
腐ったリンゴが。
奴らの汚した海原の、
潮に浮かんで流されて、
夕陽の向こうに消えてった。
休日の波打ち際で、
心に叫ぶ老いたボク。
影だけ一丁前に大きく長く、
偉いのは自然界の先輩なんだよな……
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