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背が低かった。約150cmくらい。
チンピラの内1人が、彼に近付き、
──なんと膝を曲げて、頭に手をポンポンと置いた。
「どうしたボク、迷子かぁ?」
「…は?」
「おぉい、どうしたぁ?」
薬売りの男を押さえつけているチンピラが訊ねた。
「いやぁ、なんか迷子みてぇでよぉ。俺らをじぃっと見てたのよ」
「…さっき誰かが『離せよ』って言ってだだろ?そいつがそうなんじゃねーの?」
「バァカ、何言ってんだぁ。このお坊っちゃんがあんな低い声出すわけねーだろ?こんな、
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