モノクロの世界だから君を見つけられた

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 あれから二年――、 いつものベンチで参考書を読む僕の右隣には、奈々が肩にもたれ眠りにつき、彼女の膝の上には、まぁるく丸まったNANAが眠る。  今の僕にはまだ、彼女を幸せにする自信はない。 でも……、 ……、 いつかきっと、百と八本の向日葵(ヒマワリ)を君に贈りたい。 ― 百と八本の花言葉 ― それは……、 「 結婚してください 」 大切な貴女への、プロポーズ。 ― END ―
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