異世界恋愛譚

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部屋に戻り眠って目を覚ませばカーテンから光が差し込んでいて朝だとわかる。起き上がってカーテンから外を見て見たがサッとカーテンを元に戻した。人間も居るけど人間じゃない奴の方が多く道を行き来している。 頭に獣耳が生えてるやつだとか漫画に出てくる魔物っぽい様なやつとか、なんかこう…まだ夢見てるんかなって感じ。 ノックが聞こえ、返事をすれば扉がゆっくり開いた。白銀の美しい長い髪に透き通るように美しい肌に青い宝石のような瞳の青年…耳が尖っているのが気になるが、ローブのような物を着ていて手には食事の乗っているトレーを持ってきていた。 「おはようございます」 「あ、おはよう…ございます」 微笑みかけられ俺はペコッと頭を下げた。ベッドサイドのテーブルに置かれたものは紅茶とたまごサンドで、それを見て俺は腹が盛大に鳴ってしまった。 青年にどうぞと声をかけられ俺はそのタマゴサンドを手に取り頬張る。美味い!!口いっぱいに頬張りながらベッドサイドへ座りながら俺を見つめる青年を見た。この青年がアレスなのだろうか。 紅茶も飲み干してパンと勢い良く手を合わせてご馳走様でしたと言えば青年は満足そうにしてから懐から空になった食器を運んでゆきしばらくしてから救急箱のような物を持って戻ってきた。
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