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そんな優希くんを置いて、あのお姉さんも驚いたように口を開きました。
「あれ? 君、もしかしてヒーロー君?」
「ヒーローくん? なにそれ?」
首を傾げるメリッサちゃんに、お姉さんが優しく説明しました。
「ほら、話したでしょ。この前風で帽子が飛ばされた時に男の子が助けてくれたって。その時の子がこの子なの」
「え!? あれって優希だったの!?」
ヒーロー君の正体が優希くんだと知り、驚くメリッサちゃん。隣で話を聞いていた男の人も同様に驚いていました。世間は狭いとはまさにこの事ですね。
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