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俺の怒りは全くおさまらなかった。シェフを呼んだのに、反省するどころか、ひょうひょうとした態度で、ふざけたことばっかり言う。こうなりゃこっちも強硬手段だ。
「おい、おっさん。そっちがそんなふざけたことばっかり言うんならな、俺もやることやってやるよ。レビューサイトで、このふざけた料理をアップして、今お前が言ったことも全部書き込んでやるからな」
しばらくの沈黙の後、「良いですよ」と平然とこたえる。
「それはお客様の自由なので自由に書いてください」
俺は言葉を失う。なんでこいつは余裕なんだ。今の時代、レビューでそんなことを書かれたら終わりだろう。
そんなことを考えていると、隣の席から声が聞こえてきた。
「いやあ、やっぱりこの料理は美味しいなあ」
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