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学校の鞄の底にあるずっと渡せないでいる手紙。
いつか渡せる日が来るのだろうか。
朝、電車のホームで会う彼。
制服で学校はわかるけど、名前も学年もわからない。
彼は今年の夏休み明けから見かける様になった。
私は女子校。彼は共学。
もう、彼女がいるかもしれない。
いいなぁ同じ学校…。同じクラスじゃなくても、授業中にふとグラウンドを見ると彼が体育の授業を受けていて、私は窓越しに彼を眺める…。
そんな風景に憧れる。
女子校じゃあ折角窓際になっても何の楽しみもありゃしない。ただただ日焼けが気になるだけだ。
あぁ、神様。どうか明日の朝も彼に会えます様に…。
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