15話 それぞれの冬(上巻2996頁の続き)

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(鈴奈視点) 昨日の夕方に神山さん、神山君、山部君が寮に戻ってきた。 今日から数日は私と俊騎君、悠君が休みになり、自宅に戻ったり、遠くまで外出したりしても大丈夫になった。 愛良ちゃんはこの間も休みにも関わらず私達と出撃してくれたけれど、自宅に戻る予定はないから、そのまま休みはなくて良いと言っていた。 愛良ちゃん大丈夫かな。この後にTAKOが来なければ良いんだけれど。 そうしたら、多少の緊張感はあるけれど身体は休めるはず。 私は、まず家に一旦帰ることに決めていた。両親の顔も見たいし、すももにもたくさん触れたい。 私は軽く荷物をまとめた。 どうせ数日後には戻るのだ。携帯電話とお財布と、あとは自宅に戻す服と、少しだけ荷物をリュックにしまう。
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