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ありがとう、とだけ伝えたかった。文字が好きな子と諦めた文字書き文字が好きな子・活字グルい・本を読むと時間が溶けるため時間の感覚が緩い・リックにいつも本を入れて持ちあるっている・文字を書けるほどの才能はなかった諦めた文字書き・ただ小説が好きなはずだった人・いつの間にかかけなくなった小説に未練がある・定期的に書けないことに苦しくて仕方なくなる・本屋が嫌いになった「ただ」活字が好きな子に「ただ」小説が好きだった人間が惚れて荒れて、でも唯一の活字に縋る話。誰が誰に「ありがとう」を伝えたいのかが最後にわかる話。「ありがとう」と、伝える話。

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