序章

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序章

上界、麗正1‪✕‪‪✕‬‪✕‬年 倭の国土。 物語の始まりと言うのは小さなきっかけから始まり、それが大きくなり始めた時に生まれるものかもしれない。 この物語の全ての始まりは一人の男が友人に問うた際の言葉足らずの答えだった。 「野暮な事を聞くんじゃねぇ。」 たったその一言が倭の国土を乱世の時代へと作りあげた。 【上界(じょうかい)】 別名を神界。 神々と妖、海外地方なら悪魔等が共存し住む世界。地図上では下界(人間界)と同じ作りをしている。上界と下界はお互いの世を干渉しない事が暗黙の了解であるが神人達の争いが稀に下界に影響を及ぼし災害を作る事もある。 【神人(かみびと)】 上界に住む神々の事。 格式の高い神人は下界では通称名を持っており崇拝されている。 生まれる土地により固有する生命の源である【神力】の種が異なる。神人は先天性・後天性に分類される。後天性は妖の妖力値が限界を超えた時に神格化した者達の事であり身分が高い先天性の者は後天性を見下す者も多くいる。 下界に比べれば不老長寿で見た目も美しいのが特徴的。 【万象四神(ばんしょうししん)】 万象・・・様々なもの。あらゆるもの。 上界倭の国土を四つの国に分け統治する国の主達の事を指す。 北の闇神、東の水神、西の火ノ神、南の蕃神。 麗正戦乱にて闇神が東と西を制圧し手中に収める。 【愛姫(マナキ)】 数千年に一度だけ生まれる姫神と言う縁結びの女神。貴重な女神で神秘的な容姿と感情によって瞳の色と模様が変わるのが特徴的。様々なにより争いの種になる為、生まれた地の権力者が管理する事となっている。 表向きは国宝だが【傀儡】と同じで人権がないとされている。
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