あの日...あの時...俺たちは...

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俺「みんな!聞こえたら動いてくれ!動ける戦車は後方へ、動けない戦車は?」 04号車「こちら04号車、無傷です!」 03号車「こちら03号車、01は大破...02は中破って所ですね...搭乗員の方は...中尉と准尉が死亡、軍曹と曹長、少佐が損傷」 06号車「07、08、09号車は小破の様ですね...10号車は潰されました」 俺「こちら05号車、特に異常無し...大通りに大破された車両を配置、移動させろ!02号車の中破はどの程度だ?」 03号車「02号車の代理で申し訳ありません、02は無線機と無線手をやられてます...それと...履帯と右駆動系もやられてます!自走不可です」 俺「搭乗員の具合は?」 03号車「少佐、曹長、軍曹のみ生存を確認」 俺「運転手と装填手がやられたか...三人の内誰が損傷が激しい?」 03号車「少佐ですね...ほぼ虫の息です」 俺「少佐に変われるか?」 03号車「了解」 少佐「...変わりました...大隊長」 俺「いいかよく聞け少佐...命を捧げる準備は出来ているか?」 少佐「覚悟出来ています...遂にですね」 俺「あんまり言いたくないんだぜ?俺だってさ」 少佐「分かっていますとも...」 俺「ベルヘルド、お前の命...俺にくれ」 ベルヘルド「喜んで...」 俺「スピーカーをオンにしろ」 ベルヘルド「了解」 カチ 俺「良いか?聞こえているか?02号車を盾に我々は後退する...街全面に砲撃要請をしてあるからだ。友軍の砲撃まであと2時間ある。速やかに行動せよ!少佐と軍曹、曹長は少佐が死亡次第後方に待機している戦車に拾ってもらい速やかに退避を実施せよ!以上だ」 プッ 俺「03号車、02号車を牽引して前方に配置、配置したら左右のどちらかに傾けとけ傾斜度を調整してなるべく長く耐える様に」 03号車「...了解」 俺「04号車、大破した01号車を02号車の追加装甲を敷く様に配置か奴らの進行を塞げ」 04号車「了解!」 俺「10号車は...回収出来るか?」 07号車「無理ですね...完全に民家の下敷きになってます」 俺「10号車、聞こえていたらでいい、今直ぐ車両を捨てろ!*ティーゲルでは無いかもしれんが動けない戦車は面倒見れる保証がない、頼む...生きていてくれ...よし...全車行動開始!」 連合軍砲撃のお陰で帝国最南端都市の「ベルーツォット」は廃墟と化した だが次は我々が有効的に使わさせて貰おう... 見通しの良い場所には対戦車駆逐車両中隊が待機してある配分は*ヘッツアーx4、*ヤクパンx4、*ラングx4となっている 🟦ティーゲルアイン M4シャーマン戦車と並べる程有名になった ドイツ重戦車 第二次世界大戦期のナチス・ドイツで開発された重戦車で制式名称は何度か変更されており、最終的にはVI号戦車ティーガーE型(Panzerkampfwagen VI Tiger Ausführung E、パンツァーカンプ(フ)ヴァーゲン ゼクス ティーガー アウスフュールンク エー)と呼ばれていた。
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