◯◯を呼べ

探偵を呼べ！

　そうこうしている内に、騒ぎを知らないのか「探偵を呼べの人」の近くにおばちゃん集団が来た。横一列に並び、決して避けない。そうして、マッチョな野郎が組んだスクラムさえ破壊する、そんな勢いのおばちゃん集団だ。

　おばちゃん集団は「探偵呼べの人」をひいた。突き飛ばす様にひいた。そして、何故か揃って「あらやーだ」って言った。「探偵呼べの人」は、おばちゃん集団の力で床に伏した。

　おばちゃん集団が去ったと思えば、キャラカートを押しながら、子供も前方も見ず、スマホを熱心に眺める集団が来た。そんな集団しか居ないのかこのモール。

　キャラカート、子供の動きによるドリフトで「探偵呼べの人」がひかれた。立ち上がろうとしたところをひかれた。そして、トドメに、高齢者が疲れたら座れるやつで「探偵呼べよの人」をひいた。

　何だこの町田◯小説の世界観的展開は。訳が分からないのに何かがコンボ。決して起きないとも言えないのに、起きるわきゃないと思うコンボ。つまり、謎。