特集

論文を書くピアニスト

憧れを生き甲斐にピアノをさらう、歪みと幸せ

そめや あやみ

青春 完結
6時間20分 (227,515文字)
音大を舞台に、ピアノをとおして憧れの先輩に近づこうとする物語です。特集Musicに掲載いただきました。PV5万越えました

145 1.1万

あらすじ

 音大で出逢った渡瀬先輩は、気鋭の博士課程新入生。  音大ピアノ科に入学したばかりの水沢れいは、何やら著名な今本先生のもとで、渡瀬先輩と同じ門下生となる。  れいは心底ピアノが好きという訳ではなかっ

感想・レビュー 5

音大生の青春を共に駆け抜けたような

一人の大学生が音大に入学して卒業するまでの長い時間が丁寧に描かれていて、同じ時を過ごしたような気分を味わえました。 音楽漬けの日々、同じ先生を師事する学生たちから受ける刺激、そして憧れの先輩。 真摯
ネタバレあり
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文面から聴こえてくる美しいメロディと美しい音楽論

  『論文書くピアニスト』というタイトルは、誘い水になっていると思う。さらに、書き出しのみずみずしさに、良作の予感はしていた。   音楽を学ぶ学生の日常がどんなものなのか、畑違いの私にはぼんやりとした
ネタバレあり
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初めてのレビュー。失礼があればお許し下さい。

「一芸に秀でよ」という言葉が昔からありますが、 外の世界の者は、音大生と聞けば例えば、 宝塚歌劇団みたいな憧れを抱いていたりします。 クラシック音楽は、音楽の中でも抽象度が高く、 聴く側の知性を要求さ
ネタバレあり
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