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商店街を抜け、一同は神社をお参りし、次なる商店街へと向かった。
「さぁ、ここいらでランチにしましょう。ランチというより男飯ですね!」
高田が調べたお店は、ラーメン屋だった。
「ここのチャーハンセットはオススメです」
漢同士、豪快に麺を啜る。
チャーハンをかっ込み、また麺を啜る。
汁をすべて飲み干しても、うるさく言われない気軽さよ。
「ラーメン……久しぶりだ。旨い!」
「そうだろ、そうだろ、勇太!もう1杯いくか?」
膨れたお腹をポンポンと叩きながら、漢達の進撃は続く。
その商店街は、最近リニューアルされたらしい。
アーケードも明るく、お店もオシャレなお店が多い。
「色々あるけど、ショッピングモールみたいな感じですね?」
「裏手にモールがあるそうです。その一環としてリニューアルされた商店街ですね〜、流石に若い人も多いかな~」
おにぎり屋さん、お弁当屋さん、どれをとっても今どきでソツがない。
「スーパーみたいな感じ。あ、ガチャがすっげーある!」
「多分、流行りを考慮してリニューアルされたのでしょうが……流行は移ろいやすいものです」
全体的に明るい雰囲気の商店街だが、何年維持できるかはわからない。
「タピオカミルクティー……僕、飲んだ事がないのです。なんか乗れなくてね」
井手の呟きに高田も殿じいも反応する。
「飲んで……みます?」
もうノリとイキオイで、漢達はタピオカミルクティーを買い求める。
「あっま!何だよ、このブツブツは!」
「うん、ミルクティーですね?」
漢達、かなり楽しんでいる。
互いに写真を撮ったり、自撮りしたり。
乙女達に叱られなければいいが。
「味見も大切ですよ。丸山先生のその鯛焼きは美味しそうだ!」
「山崎先生のメロンパン、一口良いですか?」
オヤジ達は、一度弾けると際限がなくなる。
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