面接官を呼べ

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働く時に会うであろう面接官。 面接官に会って、どんな事を思っただろうか? 恨みを買うこともある面接官の仕事。 就活生の親『もしもし、御社の面接官と話がしたいのですが』 会社の事務の方『不在ですので、またこちらから折り返しのお電話をさせて頂きます。』 就活生の親『いつ電話をくださるんですか?』 会社の事務の方『解りかねます、またお電話を折り返しますので』 就活生の親『いつなのよ?』 会社の職員『親が会社に電話してくるなんて、あなたの息子さんを採用しなくて良かったです。ろくでもない育て方をしたんでしょう』 就活生の親『なによ。失礼な。この事、皆に話してやるから』 会社の職員『どうぞ。私は間違った事をした覚えはないので、この事を皆が知ったら貴方が批判されると思いますよ』 面接官に文句つける親も居る。 面接官でも良い面接官も居れば悪い面接官もいる。 新人の面接官も居ればベテランの面接官もいる。 仕事をしたい時に面接を受ける。 その時に良い雰囲気で終われた。 採用されるぞと思ったら、あれって経験がある。 面接官は会社にとって候補者の方が合うか面接で見極めないといけないのは、もちろんだが、候補者の方に気持ちよく帰って頂く事も必要なのです。 なぜかというと面接官は会社の顔になったりもするのです。 候補者が面接官に会って良い雰囲気で終われば会社のイメージが良くなり良い人材が確保出来たり接客業ならば今後、お客様としてご利用なされる事があるからです。 それに採用した場合、採用とされた方が面接官のような方と仕事をしたい、こういう方が居る会社なら安心できるし、やる気も出るからです。 ここに面接の神様と言われる人が居た。 名前は高田良信。 37歳、独身。 高田は初めて面接官になって候補者に苦情を言われず、完璧にこなして、採用者で雇った方は、みな優秀な人材だった。 そして高田は面接官の指導員となった。 面接官の指導員になってからも高田の偉業は続く 高田の指導を受けた面接官は面接への苦情はなくなり採用した方は、みな優秀な人材だったのだ。 これから高田の面接官への指導をみていこう 高田『これから面接の指導を致します。高田良信と申します。』 黒板に高田は自分の名前を書いた。 高田『面接官にとっての心得は、なんだと思いますか?』 ある面接官が手を上げる。 面接官『候補者の見極めです』 高田『それも大事な事ですが。それだけではないのです。面接官の心構えについて話します。会社の代表であるという気持ちで臨んだり候補者がリラックスして話せる場をつくったり候補者とは選び、選ばれる関係であることを意識して清潔感を大切にし会社全体で「おもてなし」の気持ちをもたなくてはいけません』 高田『では、面接官は、どのような対応が望ましいのでしょうか?わかる方いらっしゃいますか?』 沈黙があり誰も手を上げない。 高田『面接官はできるだけ笑顔を忘れず、候補者に好印象を与えることが大切です。 堅苦しい挨拶はやめて、候補者がリラックスできるように共通点を見つけたり、今日の天気や時事ネタについて話したりするだけでも、場が和らぎます。 面接前に会社の中を案内して、雰囲気を伝えることもおすすめです。』 高田『続いて面接官の事前準備についてお話しします。会社の資料の用意、履歴書や職務経歴の確認、候補者への質問、適性検査の準備などがあります。』 高田『では面接の見本をお見せします。誰か候補者の方をやって貰えますか?』 面接官『はい』 高田『『ご案内させて頂きます。』と言い、面接する部屋に連れていき、『どうぞこちらにおかけ下さい。』と言います。まず、アイスブレイクの質問で候補者の緊張をほぐします。『今日は天気ですね。車でいらっしゃったんですか?』』 (アイスブレイクとは緊張をほぐすような質問をすることです) 面接官『そうですね。今日は良い天気ですね。車で訪問させて頂きました。』 高田『車でここまでいらっしゃるのにどのくらいかかりましたか?』 面接官『5分です』 高田『近いので仕事するのに通いやすくて良いですよね。』 面接官『そうですね。』 高田『次は面接官の自己紹介や会社の説明です。 『私は高田良信と申します。人事を担当しています。この会社は~。』次に履歴書、経歴書からの質問で過去の経歴を確認する質問をします。 『自己紹介をお願いします。』』 面接官『○と申します。』 高田『こちらの大学を志望した理由は何ですか?』 面接官『わたくしは将来に生かすために○大学で志望しようと思いました。』 高田『○の経験は、ありますか?』 面接官『はい。あります』 高田『○の経験は、何年ありますか?』 面接官『3年あります。』 高田『前職で担当された業務について教えて下さい。』 面接官『~です。』 高田『○といった仕事をお任せした場合、業務を遂行することは、出来ますか?』 面接官『はい。出来ます。』 高田『次に退職理由に関する質問です。前職を退職した理由を教えて下さい』 面接官『アルバイトで働かせて頂いていた為、大学を卒業したら正社員として働きたいなと思いまして退職を決意しました。』 高田『そうなんですね。わたくしもそのような事があったので解りますよ。退職理由を聞いた後は特に候補者の気持ちを受け止めて話した方が良いですよ。前職の同僚や後輩達は野原さんの転職についてどう感じてると思いますか?』 面接官『どのように思っているかは解りません。でもわたくしが居なくなると困るなと思って頂いていたら、凄く嬉しいです。』 高田『そうですよね。前職の同僚などの気持ちを考えて下さいと言われても難しいですよね。次に志望理由、入社意欲の質問です。 当社に興味を持った理由を教えて下さい。』 面接官『御社のホームページを拝見して頂いたんですが、わたくしのやりたいと思っている仕事内容だったので是非こちらで働きたいと思いました。 』 高田『当社では具体的にどんな業務に携わってみたいですか?』 面接官『~に携わってみたいです。』 高田『いつまでに転職先を決めたいですか?』 面接官『4月です。大学を卒業してから働きたいです。』 高田『次に性格や価値観に関する質問です。『ご自身の強みは、何ですか?』』 面接官『忍耐強く、誠実なところです』 高田『ご自身の苦手なものは何ですか?』 面接官『~です』 高田『候補者への将来に関するアドバイスも話すと採用不採用に限らず候補者が有意義な時間を過ごせます』 高田『最後に質問することです。 『最後に質問は、ありますか?』』 面接官『~はどうですか?』 高田『~です。』 面接官『ありがとうございます。今日は忙しいなか時間を作って頂きありがとうございました』 高田『『ありがとうございました。こちらこそ忙しいなか時間を作ってお越し頂きありがとうございます。面接の結果は1週間後にお伝え致します』と伝えて見送ります。このような感じで面接をなさると良いですよ。』 高田『適性検査のテストはSPIや玉手箱などのアプリで行ったりしてるので問題はないですかね。Web面接で気をつける点は、いくつかあります。』 高田『それはなんだと思いますか?』 面接官が手を上げた。 高田『はい。そこの面接官、お願い致します。』 面接官『インターネットが繋がっているか確認するのと従来の面接と同じで応募者に気持ちよく帰って頂くことです』 高田『そうですね。それも大事ですね。あとは事前に応募者の連絡先を交換しておくことや面接官同士の打ち合わせを行ったり面接開始前に接続テストをしたり、カメラを見て話すようにしたり応募者を確認しながら面接を進めタイピングの音に気をつけ面接終了後は面接官から速やかに退室する、リアクションはしっりとる、あらかじめ質問したいことをアンケートしておくことですね。以上で面接指導は終わりです。何か質問があれば答えますのでまたお尋ねしてください。』 高田さんは1回目で面接官の仕事を上手く出来た。 しかし他の面接官は最初は失敗しても徐々に面接官としての技量が高まっていきます。 求職中の方は落ち続けると辛いだろう。 私も落ち続けて辛いです。 自分は働くべきではないといわれてるようで でも面接を落ちた理由は ただ会社と合わなかったんだって思いたい。 それと色々調べてみて求職者だけではなく良い人材を確保するのに会社も大変なんだと私は思いました。
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