強く 元気に、逞しく!
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二つ年上の伊織は、私と境遇が似ていた。 そのせいか、よく、私の世話を焼いてくれた。 幼馴染みと言うよりは、一緒の場所で育ち、暮らした仲間。 兄的存在で、何十年と一番近くに居た、身内と言っても良い程、近しい存在。 唯一、心を許して、何でも話せる存在だ。 そんな伊織が、この笑顔をする時は、何か心配事や面倒事があった時、と決まっている。
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