強く 元気に、逞しく!

6/23
前へ
/193ページ
次へ
二つ年上の伊織は、私と境遇が似ていた。 そのせいか、よく、私の世話を焼いてくれた。  幼馴染みと言うよりは、一緒の場所で育ち、暮らした仲間。  兄的存在で、何十年と一番近くに居た、身内と言っても良い程、近しい存在。  唯一、心を許して、何でも話せる存在だ。  そんな伊織が、この笑顔をする時は、何か心配事や面倒事があった時、と決まっている。
/193ページ

最初のコメントを投稿しよう!

645人が本棚に入れています
本棚に追加