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「ごめん。ワタシ、これからお仕事だから」
「オマエ、ホントに調律師になってたんだな…!」
「わかったでしょ?とっくにワタシは学生じゃないんだ」
ワタシは、調律師。ゼンノウの作った天使の専門家。天使の発明によって人間社会は目覚ましい発展を遂げたけど、同時に新たな脅威をももたらした。その脅威を取り除くために、ワタシたち調律師がいる。
ワタシは依頼を受けて、とあるお屋敷に向かった。そこにはピコっていうちっちゃな男の子が住んでる。幼い彼はとある現象に襲われてて、その解決のためにワタシの力を必要としてる。なんでも、部屋にある物が触ってもいないのにひとりでに動き出して困ってるらしい。
ピコちゃんは「怖いよー、怖いよー」と涙ながらに訴えてくるし、さっさと脅威を排除して安心させてあげなきゃ!そう意気込んだ矢先、ここまでワタシについてきてたレイヤが横槍を入れてきた。
「なぁ、あんまりよくわかんないんだけど、調律師ってなにすんだよ?」
「キミには関係ないでしょ!早く学校に行かないと遅刻するよ?」
「オレ、生徒会長だぜ?うちの生徒がいきなり学校やめたんだから心配するのは当たり前だろ!」
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