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俺氏登校中。残念ながら朝から一緒に登校してくれるような可愛い幼馴染はいないのだ。別にいなくてもいいし。そもそも俺山奥の男子校だから出会いないし。強がってねーし。
あと疑問に思った方もいると思うので言うけど学校と家の距離近いんで寮には入ってないよ。
そんなこんなで学校に着いた。
―――ガララ
ふう・・・この席に座った時の脱力感たまらんよ。
基本的に俺は学校にいる間ぼーっとしたりして完全にモブと化して過ごしている。
つまらなくないのかって???
もちろんつまらないさぁぁぁぁぁ!!!!!!
俺も普通の学校だったら友達作って楽しくおしゃべりしたりげーむしたいよぉぉぉぉ!!!
この学校は普通じゃないのかって??
普通じゃないんだよそれが。男同士での恋愛は当たり前。更に更に強姦は1日にどこかで当たり前に起こってしまう。更に更に更に外見至上主義ときた。
もちろんおわかりいただけただろうが中肉中背の特になんの特徴もない俺にこの学校での居場所なんてない。クラスでは空気扱い。俺はどこで間違ったかなあ。
…でも、俺には一人だけ友達がいる。
「…おはよ。」
「ああ、平沢おはよう。」
こいつは数少ない友達。平沢だ。目は前髪で隠れていて狼男みたいな風貌をしている。基本的に平沢はずっと寝ているので俺めっちゃ暇。
「…zzz」
いやマジでこいつ学校に何しに来たんだよ…
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