1. お別れ

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私の痛みが最高潮に達して世界が真っ白に塗装された時、息子の元気な泣き声を聞いた。 その声を聞いた私は自然と涙が出てきた。 息子は無事に産まれたのだ。 ウイルス探査機でスキャンしている最中、私は横目で息子を眺めながらこれからの将来を思い浮かべた。しかし数秒後にはスキャンから音が鳴り、現実に引き戻された。 ビーッビーッビーッ!!! いきなり聞こえた甲高い音に頭が痛くなった。 部屋中に鳴る警報の中、すぐに頭から爪先まで全身に防護服を着た医師や看護師が駆けつけた。 「ウイルスの耐性がない子供です!!今すぐに緊急処置室へ移し、そこから壁の中に搬送します!!!」 と代表らしい医師が叫んだ。 「はい!!」と看護師達が答え、その場を去ろうとする。
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