自分を信じて。

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2度目の春休み。 買い物の帰り道、子どもたちが遊んでいる公園へ寄った。 サッカーをしている小学生や、赤いすべり台で遊んでいる小さな子どもたちがいた。 近くにある冷たい木のベンチに座り、ぼんやりと景色を眺めていた。 「にゃー」と足元で猫が鳴いていることに気付き、私は猫に何かあげようと思ったけど、猫にあげるエサなんて持っていなかったから、その辺に生えてた猫じゃらしを引っこ抜いて、猫と遊んだ。 私も猫みたいに遊んでいたいのに、今は遊べないんだ。 「はぁ」 ため息をついた。 でも、高校二年生までは遊んでいたから、仕方がないか……。 また帰ったら、進路の話になる。 「猫は、いいよね。進路のことなんて考えなくていいんだから」
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