自分を信じて。

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ピロリン♪ 携帯電話の音が鳴り、画面を覗いた。 中学の友達だった。 「久しぶりだね、元気だった? 私は、○△大学を受験しようと思ってる。習いたい学科があったから、そこにしようと思って。はる子は、決まった?」  と返ってきた。 「そうなんだ。私はまだ迷ってて、色んな大学とか就職先、探してる。他の中学の友達は、受験するの?」 「友子たちは、就職するみたいだよ。そのた為に、今バイトしてるんだって」 就職組は、バイトしてるんだ。 「…………。」 決まっていないのは、私だけだった。 ため息をついた。 どうしよう……。 と迷いながら、窓のドアを閉めて電気を消した。 もうすぐ、春休みが終わるんだ。 布団に潜り、変わらなきゃいけないと思った。
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