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「最初、音無が河合を代表に選べって言った時、まさかこんなシナリオになってるとは想像してなかったな。でも音無、これ下手したら人殺しだぞ」
「え! ちょっと待ってください! 先生が河合さんのことを突き落としたんじゃないんですか?私はてっきりそうなんだと思いましたよ」
「おいおい、それじゃあ、河合はたまたま自分で足を滑らせたってことか?」
「……うん、多分そうなんでしょうね」
「いやいや、ちょっと待て。河合は結構、いろんな奴に恨まれてるぞ。これは誰が犯人でもおかしくないよな」
「そうですね。でも、先生が犯人じゃなくて、私、安心しました」
「俺も音無が犯人じゃなくて良かったよ」
強運の持ち主は一体誰だったのか……
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