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「アンコール アンコール アンコール アンコール アンコール」
ヒカリちゃんに向けたアンコール
僕が一番大きな声を出さなければいけない。
周りのオタクの熱気すらを呑み込むような轟音を響かせる。
ゆっくりと幕が開くと 黄色のドレスにティアラを身にまとったヒカリちゃんが登場した。
涙を目にいっぱいに浮かべて、手も声も震わせながら手紙を読み進める。
キラリちゃんの涙はやがて僕の目にも伝播した。
どの記憶から掘り出しても、目の前の瞳に映るヒカリちゃんが一番美しく そして輝いている。
ライトを照らされ、映画のフィアンセのようにまさに名前の通り星になっていた。
手紙を読み終えると、ソロ曲 「ずっと 輝き..」
が流れる。
穏やかなでゆったりとしたリズムに繊細だけど力がこもった声
「いつかまた会えるそう信じて
サヨナラは取っておこう」
初めて聞いたときにこのフレーズに枕を濡らすぐらい大号泣した。
最後の大サビに差し掛かったときにはキラリちゃんは声が出ない程嗚咽していた。
曲が終わりメンバー全員が再び一斉集合
エモい演出とファンがよく呟いている。
デビュー当初の一期生は今のメンバーと同じ人数程いたけど、ヒカリちゃんがいなくなると五人しかいなくなる。
一期生だけのライブもいつかは二期生と合同になってしまう。
新キャプテンも二期生 ファンの間では世代交代が進んでいると言われてるけど、僕はまだ一期生が活躍し続けると信じている。
ヒカリちゃんがグループから去っても、まだ関係は続くから。
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