お悩み相談室。

疲れてきた。

さぁてどんな痛い目を見てもらおうかな。
うーん、僕が気づかせるのもいいけど、やっぱり
自分で気づいて欲しいな。そう考え込んでいると
「どうしたの？愛斗くん」
と言う声が聞こえた。聞こえた方向に振り向くと
疲れた顔をした､蘭がいた。
「ちょっと考え事を、それより蘭様こそどうしたのですか？」
そう言うとため息が混じりながら話してくれた。
「いやー、生徒会メンバーが僕以外仕事いてくれないんだよねー、特に貴斗！、転校生くんばっかり構っててねー。ひとつも仕事してないんだよ｡」
そう言った。蘭の目の下は酷いクマができていた｡
「無理するのもいいですけど、しっかり寝てくださいね。蘭様」
そう言って僕は蘭の目の下をなぞった。すると笑いながら、バレちゃったと言って面白がってた。
ていうか、親衛隊いじめたあげく､仕事もしてない。ダメだ、腹が立ってきた。僕が直々に手を下してあげよう。手を下す。と言っても、説教するだけですよ。あ、説教する時は相談室の格好でいきますよ、親衛隊の僕が説教した、なんて知られたらあとあと、めんどくさいでしょ？

そう考え込んでいたら、蘭が悪い顔してるよ。
と教えてくれた。僕のこのすぐに顔にでる性格
直さなきゃと思いながら、蘭と別れた。

部屋に戻って僕はいつ副会長を懲らしめようか考えていた。すると、携帯に通知がきた。何かな
と思ったら。生徒会からだった。全生徒に送られているらしい。内容を読んでいくと、すごいことが書かれていた。

・明日から体育祭の準備に取り掛かれ。
・1人クラスの代表で『障害物競争』にでろ。
・体育祭は8月2日に行う。

そう書かれていた。よし！ひとつずつ突っ込んでいこ。まず、明日から体育祭の準備と言っていたが、今何日だと思う。今は7月26日だ､､､
はぁ？ふざけてんの？体育祭まであとちょっとじゃん！そして次！何、障害物競争て？面倒くさそうな競技じゃん。そして最後！体育祭の日、
ふざけてんの？真夏だよ？めっちゃ暑いよ？
ていうかこの学園、夏休みとかなかったけ？
あったと思ったんだけど､､､

明日から忙しくなりそう。